いたさんのブログ

rails to Niigata

いやな予兆

Sun MicrosystemsでDirector of Web Technologiesという肩書きを得ているXMLの生みの親の一人、Tim Bray氏のブログポストが、削除されました。

Us and Them

UsとはいうまでもなくSun Microsystems、ThemとはOracleの事です。

I have been notified by Sun’s legal staff that this posting may not be appropriate at this time, and asked to take it down.

このブログ記事が、この時期には適切ではないとSunの法務部から削除するように通告されたという事です。

原文はACMのサイトに残っていました。

http://queue.acm.org/blogposting.cfm?id=12610

この記事はOracleとSunの持っている製品やカルチャ、強み弱みを比較したもので、削除要求をされるようなものではない気がするのですが、Tim Bray氏がトラックバックでのリスト完成を呼びかけていたのがまずいと思われたのかもしれません。

それにしても、Tim Bray氏のような著名人が、自由にものが言えなくなっているというのは「いやな予兆」ですね。

Sun MicrosystemsでJRubyのチーフ開発者であるCharles Nutter氏は、次のような「連載」を始めました。

The Future: Part One

初回の記事は、プログラム言語の未来という内容ですが、慎重に言葉を選びながら次のように述べています。

It’s apparent that the Java platform is at a crossroads. One path leads to irrelevance, be it through general apathy that important technologies are getting sidelined, or through active emigration due to bureaucratic processes and waterfall platform evolution. The other path leads to a bright, open future, where polyglots romp and play with fresh new languages and developers have freedom to use whatever tools they feel are necessary for a given job. Given the large investment many of us have in this platform, we need to start talking now about which direction we want to go.

拙訳ですが、

Javaプラットフォームは大きな分岐点にさしかかっている。一方の道は、重要な技術が「退場」させられる事に関する、全体的な無気力・無感動、あるいは官僚的なプロセスや、ウォーターフォール型のプラットフォーム進化に起因する活発な「移住」が招く「不評」に通ずる道である。もう一方の道は、明るく開かれた未来に通じる道だ。そこは、多言語使い達が、生き生きとはしゃぎながら、新しく生まれる数々の言語とともに遊びまわり、開発者は与えられた仕事に必要だと感じたどんなツールでも使う事のできる世界である。私たちはこれまでこのJavaというプラットフォーム多くの投資を行ってきたのだから、今こそ私たちが進みたい未来はどちらなのかの話し合いを始めなければならない。

使命感にあふれたすばらしい檄です。まったく同意します。でも、JRubyの中の人がこういう事を言わなければならない状況を推察すると悲しくなりますね。

Published on 04/25/2009 at 03:01 . タグ , ,

Comment いやな予兆

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