Sun Microsystemsがオープンソースとして開発している開発ツール、NetBeansは今年11月に6.0のリリースを予定していますが、Java開発ツールとしての機能はもとより、最強のRuby開発環境として注目を集めています。
NetBeansのRuby開発ツールとしての機能を何回かにわたって紹介していこうと思います。
インストール
NetBeans 6.0の現在のリリースであるM10(マイルストーン10)は下記のURLから入手できます。
http://www.netbeans.org/community/releases/60/index.html
ただし、Javaなどの開発機能を必要としない場合、インストールオプションで、Base IDEとRubyだけをしていてもよいのですが、最新版のRuby機能だけを組み込んだ"NetBeans Ruby IDE"の最新ビルドが下記のURLで配布されています。
http://deadlock.netbeans.org/hudson/job/ruby/
こちらは、zipファイルとして配布されており、解凍してbinディレクトリの中のnetbeans.exeを実行するだけです。
前のエントリ、Calendar Date Select Pluginを登録したところ、最新の一覧で表示されませんでした。
次のエントリである、この記事を追加すると走れる様になったのはなぜでしょう?
via. RubyInside
私がローカライズしたDatePickerのほかにもさまざまな日付時刻入力用のヘルパーパーツがあるようですが、RubyInsideにprototype.jsを使った軽量なプラグインが紹介されていました。
Calendar Date Select: A Lightweight, Prototype-based Date/Time Picker for Rails Developers
ローカライズも簡単なようなので、下記に簡単な使い方を紹介するページを作りました。
Calendar Date Select Pluginの使い方
2007/8/22追記
ローカライズのサンプルが表示されていませんでした。修正しました。
JoyentがRailsアプリケーションをオフライン化し、サーバとの同期機能を持たせるSlingshotをオープンソース化したということで、早速チャレンジしました。
Slingshot
手順は後で記しますが、オフラインで実行できるようにはなったものの、サーバーとの同期が失敗します。
サーバー側のログを見ると、time out of rangeエラーが出ています。’1970-01-01’という日付をパースしようとしてエラーになっている様子。
Slingshot Pluginのtaskに、この日付がハードコードされているので、’1970-01-04’に直してみましたが、変化なし。どうやらWindowsのバイナリにもハードコードされているようです。
Windowsのソースを見ようと思ったら、ソースディレクトリに上がっているのはバイナリファイルのみ。これはオープンソースにならないのかな?
これもIronRuby関連ですが、Scott Hanselmanさんが、ブログで公開しているIronRubyのサンプルコードの記事です。
WPF Sample in IronRuby talking via C# to Wesabe
銀行などの残高照会ができるWesabeのAPIを呼び出すC#のライブラリを使うUIをIronRubyで作っています。
ところで、この記事で知ったのですが、Windowsのメモ帳(Notepad.exe)の拡張版のようなオープンソースソフトNotepad2に、Rubyのシンタックスハイライト機能をつけたものを、Scottさんが公開していました。
New Release of Notepad2 – Updated (again) with Ruby Support
Shift-JISなどのエンコーディングはありませんが、UTF-8にして、表示フォントをMSゴシックにすれば、Rubyのエディタとして使えそうです。もっとも、WindowsのコマンドプロンプトはUTF-8をサポートしていないので、Rails専用のようになってしまいそうですが。